23年太平洋航海プロジェクト

23年太平洋航海プロジェクト

2023 年航海プロジェクト概要 
始めに:
コロナ期間中、国内航路で行っていたこのプロジェクトの太平洋に向けての再始動です!
これまでのべ60人以上の人がこのプロジェクトに参加し、素晴らしい海と地球の自然を体感してきました。
黒潮流路に囲まれた日本列島近海は、世界でも有数の難所として知られ、出航しての2~3日間の航路は船長の計画性が試され、荒れた海での航海は乗船者の経験によっては試練になる場合もあります。
しかし、北緯30度付近から穏やかな海況をむかえ、偏西風帯から編東風(貿易風)に変わる北緯25度付近からは正に常夏の海象を経験しながらの帆走、船上から見る夜間の星空や海上の日の出や夕陽などの美しさは圧巻です。

1、グアム往復航路(全1,900NM)
日程
・5月25日(木)15時発~三崎泊~26日3時三崎発~父島
・29日(月)日中着(三崎~父島間580ML)父島にて補給・休養
・5月31日(水)3時発~グアムアガットマリーナ
・6月5日(月)日中着(父島~グアム間962ML)
・6月8日(木)13時発~
・13日(火)父島着・父島発14日(水)13時発~深浦港着17日(土)夕方~夜半着
※当初の予定より3日半延期し23日半の行程を予定。
※出航日は出航後48時間までの近海海況予報にて判断して決定、荒天予報で出航が5日以
上延期になる場合には状況を見て父島航路に変更の場合もあり得る
イルカとの帆走(父島手前)写真↑

途中乗下船
① 運行上の都合から全日程参加可能の人から優先的に受け付けています
② 深浦~父島、父島からグアム、又は深浦からグアムまで(帰路フェリー又は航空便)
③ グアムから又は父島から深浦まで等々(グアムまで航空便、この場合ビザ不要)
以上の乗下船などアレンジ可能ですが、寄港日程が前後する場合もあります。
2、参加に必要な経験等
NPO 気候危機対策ネットワーク会員限定(非会員の方は乗船前までにご入会下さい)です。
何より、出航までの複数回の乗船経験等として最低でも半年前ぐらいからコツコツ乗船経験(半日・1 日・数日宿泊セーリング等)を重ねている必要があります。
特に船内生活上での人間関係が重要ですので、5 月の出航までにメンテナンス作業・乗船会などにおいてのコミュニケーション形成が必要です。
(観光クルーズ船予約の様な当日乗船すれば良いという事とは状況が違います)
航海中のヨットは 24 時間走り続けていますので、交代制(ワッチ)シフトにて操船や見張りを行い、緊急時の対応等の最低限のスキルを習得している必要があります。
(参加予定の初心者には乗船会の都度年齢や体力等に合わせたトレーニング・を行います。)
その為に事前の乗船経験とメンテナンス作業に参加する事で57FT の大型ヨットを包括的に知ることが重要です
①宿泊が伴う航海に参加の事 下記現在設定予定の乗船会のいずれかに参加して下さい
・1月7日(土)~8日(日)・3月29日(水)30(木)
②その他年末、年始の乗船会等も含め可能な範囲で検討して下さい、またヨット経験に合わせて更に複数回乗船が必要になるかもしれません。(4 月~5 月の予定は 2 月に決定)
③メンテナンス作業に可能な範囲で参加ができること。
④ グアムまでの航路を希望の場合には船員ビザ取得が必要のため2月中には決定し米国大使館には3月半ば頃までに申請の必要があります。
⑤ 健康と安全上の理由から原則として70歳までを参加資格としています
⑥ ヨット経験者は落水などのリスクより船上での「怪我」が最も危惧されます、経験からの油断と大型ヨットでの操作上のミス等が原因と考えられる様なトラブルが過去にもあり、重大事故になる寸前の事もありました
⑦海況しだいで日程が前後する場合があるので、あまりぎりぎりの日程でしか参加できないという事情の方には向いていないかもしれません。
3、費用 ※食費・保険・入国税などの費用は含みません
営利事業ではありませんので、乗船者全員で費用折半を行います(航海中の生活用品、緊急
用通信費、国際航海登録に必要な費用、検査、登録費用、停泊料等の諸費用)参加人数によって前後します(全行程参加の人はおよそ 14,000 円~/日×航海日数、食費は含まれません)
燃油は、全行程で1、400ℓ 必要、エンジン走行時間は予想で250時間~横須賀~父島間は、最も機走時間が多いため最も燃油代を使います。(父島、グアムで補給)
各参加費概算
① 横須賀~父島片道86,000円
② 父島~グアム片道98,000円
③ 全行程乗船 320,000円 以上、全行程乗船者の最低最小人数6名で計算。
4、小笠原~南硫黄島代替えプラン(グアム行程が困難と判断した場合で3月2週目に決定)
日程
・5月25日(木)15時発~三崎泊
・26日3時三崎発~八丈又は三宅夕方着八丈又は三宅にて停泊後
・27日(土)発30日(火)父島着
・5月2日(金)父島発母島着(28ML)
・3日(土)母島発南硫黄島(175ML)
・4日(日)南硫黄島沖着折り返し
・5日(月)硫黄島~父島6日(火)着
・8日(木)父島発~孀婦岩(217ML)
・10日(土)孀婦岩沖着~鳥島(41ML)
・鳥島沖~八丈島(190ML)
・12日(月)着 13日(火)八丈~大島着14日(水)
・15日(木)深浦帰港または14日(水)に早まる可能性もあり途中調整のうえ決定。
以上、太平洋航海プロジェクトはこれからも続いていきます!
海と地球の素晴らしさを知る帆船航海はこれからの人生の力になるものと信じています!

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