ゲノムトマトを受け取らない!

ゲノムトマトを受け取らないで!2019年10月、日本政府は「ゲノム編集」食品を表示なしで流通できるようになりました。
安全かどうか、実験で確かめていないにも関わらず。
2020年12月、「ゲノム編集」トマト、シシリアンルージュハイギャバが届け出され、販売できるようになりました(もっともほとんど売れてない。スーパーに出すのが怖い、オンラインで細々と売っているだけ)。
一方で2021年には家庭菜園やっている希望者4000人に無料で配り、2022年からは福祉施設にも無料で配り、今年からは小学校で無料で配る、そうすればそのうち、市民も警戒心が薄れて広げられるようにできる…、そんな目論見で計画されたに違いない小学校や福祉施設への「ゲノム編集」トマト、シシリアンルージュハイギャバの苗配布計画。
その計画に対して、「ゲノム編集」トマト苗は受け取らないで、と地域の自治体に要望する動きが北海道から全国に拡がりました。そして、その声に応えて受け取りしないと宣言した自治体の数が160を超しました。地図の緑は1自治体でも受け取らないと宣言した市町村のある都道府県です。今月末までにもっと増えそうです。そして全国の自治体の過半数に要望が届こうとしています。
なにより意味あると思えるのは、そこから自治体との対話が始まること。自治体の人も「ゲノム編集」されたトマトのことを知らないところが数多くあり、対話を通じて、はじめて問題を知ったという自治体が少なくなかったようです。この問題を通じて、さらに学校給食のあり方などの対話につながっていくことはとても重要だと思います。今、白の県でもぜひ、取り組みを! それをぜひお知らせください。
これはうれしい動きなのですが、一方で、とても悪い動きもあります。というのも今、いくつかの地方自治体が「ゲノム編集」推進を始めています。その動きは原発村を思い起こさせます。住民が嫌がる原発でも財政赤字に苦しむ自治体は補助金目当てで飛びついてしまう。そしていったん、原発ができてしまうと、住民の間に分断が生み出され、原発がなかなかなくせなくなる。
「ゲノム編集」でもそれに似た動きがすでに出ています。しかもほとんど住民には知らされないうちに。
具体的にどこで何が起きているかについては近日中に報告していきます。地域で「ゲノム編集」問題を考える必要が今ほど高まっている時はありません。
以上の文はOKシードプロジェクト印鑰事務局長からシェアしています。
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