祝島(いわいしま)からのお便り
写真は原発の冷却のための給水口側の海域でで潜った時のもの。水面の上に見えるのは建設中の吸水口。
そしてこれは2011年3月10日の撮影で、正に運命の3月11日の前日でした。(ダイバー武本康平)

原発の給排水の仕組みはこの図にある通りですが、まさに海の環境を変えてしまう事が解ります
2009年に上関原発建設予定地のある祝島海域・室津半島田ノ浦の海に潜り始め13年目を迎えます(2022年)
この写真は厳寒の冬2月、上関原発建設地前の海に向かう船、僚友の新井章吾(海藻研究所所長)武本康平ら計3名のダイバーで奇跡の海と呼ばれる祝島~上関海域での潜水調査ぬ向かう時のものです。

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それ以来、祝島の島民のみなさん、上関の自然を守る市民グループの皆さん達とは「連帯」の絆で結ばれ、今でも活動を共にしています。
震災後、建設は停止したままですが、全く先は見えず油断はできません。
また、祝島の漁民は他の漁協が数億円に上る多額の補償金を受け取っている中、未だ受け取りを拒否し続けています。
長きにわたった反対運動のために休業を余儀なくされた期間、更にはすぐ向かい側にある田ノ浦が原発工事で荒らされたままです。当然生態系を荒らされ、海浜生産力は低下、それらの海への影響は計り知れません。

中国電力は自然豊かな半島の地と海を荒したまま放棄している現状があります。
そして、島では年々漁獲高は減るいっぽうという厳しい現実があります。

見事に繁茂する祝島の海藻類

それでも島民のみなさんは農業、漁業を基本に懸命に生活を維持しています。島には若い移住者たちが少しずつ増え始めています。
何よりおいしい祝島の海産物!
体に良くておいしい、ビワ茶 などなど、現地から取り寄せ販売をしています。
島の特産物を買っていただく事が大きな支援につながります。
原発に反対するすべての皆さんへ、これからも支援をお願いたします。
文責:武本匡弘
奇跡の海「祝島~上関」を訪れる瀬戸内クルーズプロジェクト22年の詳細はこちら ⇒ https://ecostorepapalagi.com/22年春の航海プロジェクト!

映画「祝の島」上映会2022年@エコパパ
4月10日(日)10時30分〜12時50分(本編上映105分、上映後武本康平さんによる解説、懇話会あり)
4月24日(日)16時〜18時20分 (本編上映105分、上映後武本匡弘さんによる解説、懇話会あり)
4月28日(木)10時30分〜12時50分(本編上映105分、上映後武本康平さんによる解説、懇話会あり)
5月 6日(金)14時〜16時20分 (本編上映105分、上映後武本康平さんによる解説、懇話会あり)
入場料 1000円(大人、子供ともに。未就学児無料)
会場 エコストアパパラギ2階
お申し込みは0466-50-0117
又はfujisawa(アット)eco-papa.comまで

3.11後、工事が停止している上関原発建設予定地の前でスノーケル

現在も月曜日の夜の島内デモは続いています。(2018/1)

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