石垣島・竹富島サンゴ調査

サンゴのふるさと「石西礁湖」でダイビングまたはスノーケルでのさんご観察と調査
※ 調査結果は最下段に掲載しました(4月12日)
第1回 2021年2月23日(火)石垣島 24日(水)竹富島
第2回 2021年4月 7日(水)石垣島 8日(木)9(金)竹富島
第3回 2021年11月中旬予定

※全日程でも、都合の良い日だけの参加でも結構です

石垣島で発見された巨大コモンシコロサンゴ 外周70m 高さ12mもあります。
2018年環境省発表の調査結果を見ると石西礁湖周辺の海域でのサンゴ被度が23%というデータが発表され、サンゴが大幅に消失しています。
そんな現状の中大きな希望を与えてくれたのがこの巨大サンゴの発見!「希望への旅」とはまさにこのこと!「残されたサンゴを死守したい!」 この思いは私達の活動の源流でもあります、是非この観察、そして竹富島でのサンゴの分布調査にご参加お待ちしています。
・石垣島ダイビングは大型ダイブボート使用 2ダイブ、スノーケリング
・竹富島サンゴ分布調査は大型カタマリンヨットにて実施 ※学術・科学的調査ではありません。
・石垣島までの飛行機・宿泊等はご自分での手配になります。
(参加資格 NPO 気候危機対策ネットワーク 正会員でダイバー又はスノーケラーの方)
スノーケル調査・ダイビング調査共に 担当チーフ 武本匡弘

第2回 調査結果 4月5日~11日 報告:武本匡弘---------------------
2020年 石西礁湖のサンゴ被度
※1調査結果平均11,5%という厳しい現実!※2
環境省石垣自然保護管事務所 (石西礁湖自然再生協議会運営事務局)発表の内容ですが、今回計7か所の潜水を行い、この数字の現実性を体感しました!正に海は、地球は「待ったなし!」の状況です。
今回、NPO気候危機対策ネットワークの会員と、共同通信の記者2名も同行、計7名のダイバーの参加でした。

98年撮影石垣沖 👆  今回の調査2021年4月8日撮影 👇 見事だった造礁サンゴは瓦礫化していた!

上の写真の瓦礫化したサンゴは被度10%をはるかに下回る、下の写真は10%前後でしょうか?

みごとな枝サンゴ類が海底一面に被っていただろう、石垣島沖西側2マイル沖合、ほぼ0%に近い!👇

石垣島北側の沖合、テーブルサンゴが広がっていただろう、現在は石化しているような状況。

西表島の西側、ほぼ全滅状態…

西表島網取沖に広がるサンゴ(4月9日)残っているサンゴを守り、いつか石西礁湖全体に復活の夢を持とう!

2020年の石西礁湖のサンゴ被度調査結果については環境省より今週にも発表されます。(写真左下)
4月10日(土)竹富島公民館にて島のNPO主催による武本の講演を開催、今後の観光業の在り方やサンゴ保護のための活動、脱炭素に向けての島での取り組みなどを話し合いました。(写真右)その夜は石垣島に寄港している帆船みらいへの船内教室にて小原船長主催による武本講演会を開催、地元の環境活動をしている人達や小中学生などの参加で盛り上がりました!(写真下)

 

 

 

 

 

そして、今回この調査に参加したNPO気候危機対策ネットワーク会員の三浦恵理さんが、ダイビング100本記念を迎え、おいしそうなデコレーションタンクとマスクで祝いました!

※ 石西礁湖(せきせいしょうこ)石垣島と西表島の間に広がる南北15km東西20kmものお広さを誇る日本最大のサンゴ礁でサンゴの種類も日本最多種で360種以上
※1(サンゴ被度)調査地の海底に占める生きたサンゴ面積の割合。平均サンゴ被度はサイト内の各調査地点の平均値となります。
※2 環境省は、コドラート(1m×1mの正方形の調査枠)を1地点あたり30個並べ、その枠で囲まれたサンゴ礁の様子を記録するモニタリング調査を石西礁湖全31地点で行っている。
この調査は世界中でサンゴ礁の現状を知るために最もよく用いられるデータです。石西礁湖全体では最もサンゴが残っている箇所で、23,3%、平均で11,5%というデータが出ましたが、今回の調査では体感という形でしか言えませんが、ほぼ全滅という箇所も多く見られました。

原因は複合的!
気候変動による海水温上昇等によるサンゴの白化からこの様に死に至る現象は最終的に海底に広がるサンゴの墓場の様だ!しかし、原因は複合的だ、石垣島空港に降下中飛行機の窓から広く広がった農地が見える!
開発等による赤土流出や生活排水などの水質悪化はもちろんのこと、、化学肥料や農薬等による土壌の悪化など近代の営農による影響も無視できません。
つまり、海やサンゴを守るには先ずは陸の問題から取り組む必要があり、抜本的な営農対策が急がれるのですが、これらは地元だけの問題ではない、日本全体が抱える深刻な問題と思います。
何よりはっきり言えることは対処的な方法では根本的な解決にはならないということ。
今回もまた多くの石垣島居住の保護運動や様々な活動をしている人達と知り合い、連携や連帯の輪を広げています、是非この記事を読まれた方も先ずはNPO気候危機対策ネットワークの活動への賛同をお願いします。

海も地球も待ったなし!是非貴方も環境活動家に!
https://ecostorepapalagi.com/環境活動家養成コース/

次回は2021年11月中旬の予定です。ダイバー・スノーケラーの方の参加をお待ちしています!
希望及び、詳細等のお問い合わせは kikoukiki(@)eco-papa.com までメールにてお問い合わせ下さい、参加条件等返信にてお送りいたします(返信に数日かかる場合有)※アットマークの()を取ってお送りください
※(上の写真)石垣島在住 濱岡鉄也さん撮影