プラスチックゴミ という環境問題

放射性汚染が目に見えない悲劇と同様に この環境問題は、突然、目に見えて被害をあたえるということがありません。
この目に見えない恐怖に私達は立ち向かわなければならないのです。

海で仕事をしてきた私達は「まさか!」と思うことが海で実際に起きている事を目撃してきました。
もう放っておくわけにはいきません!

世界の海にはいくつかの渦流域が存在し、そこには海に捨てられたおびただしいゴミが浮遊しています、。
高田秀重・東京農工大教授は、プラスチック樹脂ペレット、等のマイクロプラスチック類は浮遊しつつ毒性化学物質を吸収していると立証しました。
そしてPCB・DDT・ノニルフェノールなどを蓄積し、海洋生物に摂食されるのです。
※太平洋を帆船で航海しながらマイクロプラスチックを調べる ↓ (北緯18度付近の洋上で)

これが食物連鎖の中に入り込み、海洋生物に様々な悪影響をもたらしている。
例えば、イワシや牡蛎などにもマイクロプラスチックは摂取され、これらに含まれるビスフェノールAやフタル酸エステルなどの化学物質が私達にも食事を通して体の中に摂取されるのです。

結局は、使い捨てレジ袋やペットボトルなどの消費生活、あふれるプラスチック製品などの”つけ"がまわってきている、と言えるのですが、海や地球を汚し続けるこんな行為は人間として賢い選択でしょか?

※ 太平洋の真ん中あたり、北緯12度付近での海水採取に見られたマイクロプラスチック(白い片)↓

先ずは、誰でも、すぐにでもできること

1、使い捨てプラ使用をやめよう!
・レジ袋はもらわない → マイバックを持つ/車でコンビニ、そのまま袋なしでいいじゃないか?
・ペットボトルは買わない!マイボトルを持つ
・ストローじゃなきゃ飲めない飲み物って本当に必要?どうしてもというなら マイストロー!

2、過剰包装のものは買わない → 買い物は投票だ! 裸売り、1個売り(ばら売り)などの選択

たったこれだけでもことでも大勢の人が実行すれば膨大な数の削減になる
無理してやっても続かない、自分のできることから実行してみましょう!

そしてプラゴミがどのような害を地球環境に与えているかを知ろう! 血は力なり!

「プラスチックゴミという環境問題」この基本を知るための入門編として以下の書籍を紹介します。
今からでも遅くない、まずは、知ることから始めましょう!

写真絵本 「地球が危ない!プラスチックごみ」 全3冊 汐文社
エコストアパパラギのことも書かれています  ↓

その他、おすすめ書籍
・クジラのおなかからプラスチック   保坂 直紀著  旬報社
・プラスチックスープの海     チャールス・モア著 NHK出版
・プラスチックの海        佐尾和子他 共著  東洋工学研究所