パレスチナのお話し会・8月3日

パレスチナのちいさないとなみ~パレスチナ訪問報告とパレスチナの暮らし

占領の下でも抗い生きる、そこには日常を暮らす人々がいます。

パレスチナでの暮らし自体が「占領下での暮らし」です。

占領は軍事攻撃だけではありません。イスラエルの入植地は増え続け、パレスチナの人々は家を奪われたり土地から追い出され、仕事に行こうにも分離壁や検問所で移動が制限されています。自由がないというだけでなく、生活にも大打撃を受けているのです。

そんな中でも仕事を喜びとして良いものを作ってくれているパレスチナの人々。

パレスチナ・オリーブの皆川万葉さんをお招きして、2024年の12月から2025年1月にかけて約3週間、パレスチナの生産者さん(ヨルダン川西岸地区とガリラヤ地方)を訪ねた報告と、パレスチナの人々の暮らしについてお話いただきます。

「ガザ地区の次はヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区/被占領地)」とばかりに、イスラエル軍やイスラエル人入植者による攻撃、検問所や道路の封鎖による人とモノの移動制限はますますひどくなっています。滞在中は「いまが人生で一番つらい」という声をあちこちで聞きました。それでも仕事をし日常を送る人たちの姿と言葉を知っていただきたいです。

ガリラヤのシンディアナ

パレスチナは協同労働が盛んな地域

パレスチナではイギリス植民地支配下の1920年ごろから協同組合運動が始まりました。

農業や住宅、手工芸、消費生活など様々な分野の協同組合で仕事、人々の生活を支えていて、100年以上の歴史を持つ協同組合運動は、今もイスラエルによる分離壁や移動の制限、家屋の破壊の中でも仕事を続けています。(ガザの協同組合は今は1つも残っていません…)

パレスチナは地中海に面した地域でオリーブや小麦・オレンジなどの農業が盛んな豊かな地域で、もともとアラブ人のムスリム、キリスト教徒、ユダヤ教徒らがともに生活をし、宗教も民族も多様な地域です。協同組合でもそういった人々が共に仕事をしているのです。

エコストアパパラギでも取り扱っている刺繍製品はヨルダン川西岸地区の、「イドナ村女性協同組合」で作られています。
どれも手刺繍で素晴らしい作りです!

組合のメンバーは、デザインや材料は事務所にとりに来て、刺繍作業は各家庭で開いた時間に行う、という働き方です。
エコストアパパラギも協同組合であり、仕事を通じてより良い社会を目指し、仕事を通じて成長し幸せになると日々実践していますが、パレスチナから学ぶことは多いと感じています。

パレスチナの人々の暮らしを通じて、「遠い国のことだから、、、」と目をそらさず、まずは知ることから始めませんか?

講師プロフィール

皆川 万葉さん
パレスチナ・オリーブ代表
新潟県新潟市出身、仙台在住。大学時代の1993年、パレスチナにかかわる勉強会や市民活動などに参加。1995年にNGOのスタディ・ツアーでパレスチナを初訪問し、政治的な場所と思っていたパレスチナにも、自分と同じ日常の生活があることにハッとする。1998年、パレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)に短期留学。1998年からオリーブオイルの輸入販売を始める。2000年からはパレスチナ・オリーブの活動を本格的に始め、毎年生産者の訪問をしている。

講演スケジュール

2025年8月3日(日) 14:00〜16:00

参加費

一般(大学生以上) 1,500円
小中高校生 1,000円
参加費の一部を「パレスチナ子供のキャンペーン」さんへ寄付をいたします。

会場

エコストアパパラギ 2階
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-3-6
アクセスはこちらから

主催 NPO法人気候危機対策ネットワーク(会員募集中!)
共催 エコストアパパラギ


※NPO気候危機対策ネットワークのホームページが開きます。

お電話でのお申し込み・お問い合わせは、エコストアパパラギ 0466-50-0117 まで。